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北海道札幌のホームページ制作

10 May 09

「ウェブはバカと暇人のもの」(中川淳一郎、光文社新書)を読む。サイト運営の現場で、やりたい放題のネット住人と奮闘し続ける当事者の本音と実感が満載で、期待したよりはるかに面白かった。

まず筆者の立ち位置がいい。梅田望夫氏や佐々木俊尚氏ら「コンサルタント・研究者・ITジャーナリスト」と、河野健氏やひろゆき氏らネット事業の現場の人の間で、ネットへのスタンスが大きく異なることを指摘し、ネットの夢や可能性を説く前者と、ネットに対してシニカルな後者の落差を際立たせる。

ニュースサイトの編集者である著者は、当然後者の立場にいる。著者の日常に、ネットの夢やきれいごとは存在しない。たちどころにモンスタークレーマーと化すネット住民の生態を、自身の悪戦苦闘の体験を交えて記す。自分が被害者でもないのに群がって炎上させる姿を「要はいじめたいだけ」と断ずる。

著者のスタンスは「はじめに」の次の部分に集約されている。「夢にあふれた原理や技術のもたらす可能性を説き、皆に希望を与える役割は、『コンサルタント・研究者・ITジャーナリスト』の皆さんに任せよう(続く)」(同書p19)

「(承前)『運営当事者』である私は、もっとドロドロとして、さらにはそこに翻弄される人々について書くことにする。ある人はそこに絶望感を抱くかもしれない。ある人は『こんな世界ってあるの?』と驚くかもしれない。だが、それが現実だ」

見出しも含蓄がある。「暇人はせっせと情報をアップし、リア充はその情報の換金化に励む」「Web2.0とかいうものを諦めた瞬間」「これからも人々は大河ドラマと紅白歌合戦を見続け、『のど自慢』に出演する」「ネットに向いている商品は、納豆、チロルチョコ、ガリガリ君」

本文のいくつかの指摘は深刻だ。例えば倖田來未の「羊水発言」に関して、「元々ラジオは番組のファンしか聞いていなかったので、時に過激に発言できたが、『失言マニア』ともいうべき連中がネットで公開するネタを探すために聴いているような気がする」というラジオ関係者のコメント。(続く)

(承前)この関係者は「上司からも過激発言に注意するよういわれているし、昔のラジオの良さはこれから失われてしまうよ」と続ける。ネットのクレーマーたちによって、世の中のコンテンツ全般が、さらに無難に、つまらなくなっていくだろうと著者はいう。このあたりはつくづく同感。

そうした点を論じた結果、筆者は次のように断言する。「ネットはプロの物書きや企業にとって、もっとも発言に自由度がない場所である」「ネットが自由な発言の場だと考えられる人は、失うものがない人だけである」(p91)

この著者がえらいのは、そうしたネットの限界、ユーザーの欠点を徹底的に暴きながら、その上でネットとユーザーにとことん付き合っていこうとするところ。従来の企業のきれいごとだらけのネットマーケティングを批判する第4章には、さんざんけなしていたネット住民に対する共感のようなものさえ漂う。

まあ一言でいえば「人間なんてこんなもの」だ。技術が進歩し、世界中が一瞬でつながるようになっても、巨乳のおねえちゃんを血眼で追いかけ、他愛もない話をうだうだと続ける。その点は、産業文明なぞ生まれる前から変わりはしない。それを著者は体感としてわかっている。

著者は博報堂で長く企業PRに携わってきた。ネット時代になって「これまでのマーケティング手法は効かない」とよくいわれるが、著者が先輩たちに話を聞いたところ、80年代からずっと「これまでのマーケティング手法は効かない」と言われ続けてきたそうだ。

同じようなマーケティング用語で、80年代には「これからは大衆から分衆の時代だ」と言われていたらしい。いま、「ネットは人々の多様な生き方に対応している」と言われるが、それは80年代から言われ続けてきたことと何が違うの、と著者は問いかける。

「どこが『行動様式の多様化』だろうか。ヤフーを筆頭とするメガサイトの圧倒的集客力と、グーグルによる検索結果に従うことにより、ネットは人々をより均一化したのである。もはや知識の差別化はネットではできない」(P229)

「次から次へと発刊されるネット関連プロモーション本やマーケティング本は、ネットの技術がいかに進化し、人々の嗜好がめまぐるしく変化しているかを滔滔と説いているが、もうそろそろ「進化」を煽るのはストップしないか?」(P234)

「(SMAPの)『世界に一つだけの花』という歌に対してはかなり懐疑的だ。あの歌は『ひとりひとり違ってもよい』『ナンバーワンよりオンリーワン」を説き、その結果、多くの若者に無用な夢を与えた。そしてインターネットはその夢を具体化する装置であると過度な期待をされたのである」(P242)

前述したように、著者はネットとその住人にとことん付き合おうとしている。そういうスタンスの人だから説得力がある。たぶんウェブと社会の関係は、いろんな意味で踊り場というか、曲がり角というか、そんな場所にいるんだなと読んで思った。

Tristan_Tristan (Tristan_Tristan) on Twitter (via yuco) (via yoosee) (via nakano)
29 Apr 09

I’m a specialist doctor in respiratory diseases and intensive care at the Mexican National Institute of Health. There is a severe emergency over the swine flu here. More and more patients are being admitted to the intensive care unit. Despite the heroic efforts of all staff (doctors, nurses, specialists, etc) patients continue to inevitably die. The truth is that anti-viral treatments and vaccines are not expected to have any effect, even at high doses. It is a great fear among the staff. The infection risk is very high among the doctors and health staff.

There is a sense of chaos in the other hospitals and we do not know what to do. Staff are starting to leave and many are opting to retire or apply for holidays. The truth is that mortality is even higher than what is being reported by the authorities, at least in the hospital where I work it. It is killing three to four patients daily, and it has been going on for more than three weeks. It is a shame and there is great fear here. Increasingly younger patients aged 20 to 30 years are dying before our helpless eyes and there is great sadness among health professionals here.
Antonio Chavez, Mexico City

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